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2019年5月28日火曜日

【エフェクター】ISP Decimator X

ノイズゲート性能★★★★★
実用性★★★★★
コストパフォーマンス★★★★☆
オススメ度★★★★★

ノイズゲートの定番であるISPのDecimatorの最新版をご紹介します。
このDecimator Xは従来モデルから一新された小型ペダルのノイズゲート。
従来モデルはBOSSより大きく重かったため、この変更は嬉しい人も多いんじゃないでしょうか。
個人的にはNS-2からこれに乗り換えた理由の80%くらいはこの小さな筐体によるものです。

コントロールはシンプルな1ノブ。
ゲートの閉じる速さなどは最適化され、コントロールすることはできません。
コントロールできるのはゲートを閉じる信号の強さのみ。
むしろこのほうがギタリスト的にはシンプルで扱いやすいと言えます。

で、何がすごいかというと従来モデルのS/N比やノイズ検出能力の高さはそのままにゲートの閉じ方が凄まじく自然になっています。
従来のDecimatorも悪くはなかったのですが、このDecimator Xに比べるとバツバツとゲートが閉じていたんだなあと感じさせられます。
しかも、そのゲートの閉じるスピードがプレイによって最適化されます。
あたかもデジタル制御されたかのように、ロングノートではゆっくりと閉じ、高速のブレイクでは素速く閉じるのです。
それでありながら回路は完全アナログだというのだから驚きです。

またBOSS NS-2のごとく、原音中に交じるノイズまでも除去してくれます。
これは正直疑わしかったのですが、実際使ってみると本当でした。
NS-2ほど露骨に除去してくれるわけではないのですが、ある程度のノイズリダクション性能はあります。
それがまた自然で、原音が大きく変わることがないため扱いやすさにもつながっています。
その他使い方のコツなどは前回のDecimatorの記事をご参照ください。

G Stringのようにセンドリターンは搭載されていませんが、通常のDecimatorを選ぶくらいならこちらを選ぶほうが良いと確実に言えるほどレベルアップしています。
小型筐体+軽量化で取り回しが抜群に良いですので、今後のノイズゲートの新定番となることは間違いないでしょう。



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