【エフェクター】Lovepedal OD Eleven

歪み量★★★☆☆
音作りの幅★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★★
オススメ度★★★★☆

今回はLovepedalからOD Elevenというオーバードライブペダルをご紹介します。
アンプライク系のような、トランスペアレント系のような、はたまたTS系のような・・・そんな掴み所がないペダルです。
同じくLovepedalのAMP Elevenのドライブ部分を抜き出したという触れ込みです。
Lovepedalあるあるで、筐体デザインがいろいろと変わっていっているのも特徴と言えます。

コントロールは4つで、レベルとドライブの他にベースとトーンを持っています。
ドライブは0にしてもちょっと歪みが乗ってきます。
そこから上げていくとリニアにゲインが上がっていき、大体2時～3時くらいでいっぱいになります。
歪み方としては適度なコンプレッション感がありつつもピッキングやボリュームへの追従性もあるという絶妙な具合です。
歪み量としても王道のオーバードライブの範囲ですのでとても扱いやすいです。

ベースは文字通り低域を調整する感じで、アンプやギターとの相性次第で低域をモコッとさせたり、逆にしゃっきりさせたりすることができます。
トーンは一般的なトーンコントロールというか、高域を調整する具合です。
簡単に言うと2バンドのEQを持っているオーバードライブわけですね。

この2つのEQは相互に作用するため、見た目以上に幅広い音作りが可能です。
例えば両方を下げれば相対的に中域が持ち上がるため、TS系のような雰囲気を出せますし、両方を上げれば全体にハリのあるアンプっぽい雰囲気を出せます。
この幅広さこそがOD Elevenの最大の特徴で、とにかく汎用性に優れます。
あらゆるアンプやギター、ペダルとも相性を選ばず、どこかしら美味しいポイントに落ち着くことができます。
ロックはもちろん、ジャズやブルース、フュージョン・・・様々なジャンルに対応させることが可能です。

レベルは9時位が原音と同じなので結構なブーストが可能です。
ですので単体のオーバードライブとしても、ブースターとしても美味しく使えるペダルです。
Lovepedalとしては価格がかなり抑えられており、比較的入手しやすい部類に入ります。
1台持っておくと何かと便利に使えるペダルで結構オススメできます。