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2018年2月1日木曜日

【エフェクター】Jim Dunlop EVH Wah

ワウワウ感★★★★☆
音作りの幅★☆☆☆☆
コストパフォーマンス★★★★☆
オススメ度★★★★☆

5150 overdriveがラインナップされたことが記憶に新しいEVHの名を冠したペダルたち。
今回はその中からワウペダルをご紹介します。

EVHおなじみのランダムストライプ模様を施された筐体は一目でそれとわかるルックスで、所有感を満たしてくれます。
ペダル上面はゴム製のすべり止めがしてあり滑りを抑えるとともに、通常のCry Babyとは違い溝が少ないので掃除が楽になっています。
Cry Babyをもとにしているだけあり、基本的なサウンドはCry Baby準拠のギュワギュワ系。
同じシグネイチャーモデルであるスラッシュモデルやダイムバッグ・ダレルモデルとは違い、サウンドコントロールのためのツマミなどはなくシンプルなワウペダルです。

特筆すべき点はトゥルーバイパスとなっていることと、ペダル上部(爪先部分)に青色LEDが搭載されていることでしょう。
ワウペダルについてまわるバッファによるハイ落ちや後段のペダルへのインピーダンス変化による影響を、トゥルーバイパスによって回避している点はいかにもモダンなペダルという印象です。
トゥルーバイパスを礼賛するわけではありませんが、ペダルボードの先頭に置くことが多いワウペダルがトゥルーバイパスであることで、その前に自分の好きなバッファを置いたりできるというのはなかなかのメリットだと思います。
ただしトゥルーバイパス特有のスイッチング時のポップノイズには注意が必要で、このEVHワウも通電後最初の1回は結構大きめのポップノイズが出てしまうことが多いです。
ライブ中に発生してしまわないよう、リハーサルや音出しの段階で一回ON/OFFを切り替えておくのが良いでしょう。

ワウペダルにはLEDが搭載されていないものが多いですが、EVHワウにはLEDがあります。
しかも視認性バツグンの青色LEDが2つもです。
非常に明るく、また爪先部分についているので足を載せていてもしっかり視認できます。
欠点としては明るすぎるので、暗いステージだと眩しいと感じるかもしれませんね。
上にマスキングテープを貼って多少光を和らげるなどしてもいいかもしれません。

ワウサウンドとしてはかなりレンジが広く、音が一段太くなる印象です。
踏み込めばかなりトレブリーなところまでかかり、戻せば何を弾いているかわからなくなるくらいモコモコとした音になります。
要はCry Babyをかなり過激にしたようなもので、ディストーションやオーバードライブサウンドとの相性はまさに最高の一言です。
ダイムバッグ・ダレルのワウがオールジャンル対応のワウだとしたら、このEVHワウはHR/HMに特化したワウだといえるでしょう。
反面クリーントーンやクランチサウンドとの相性はお世辞にも良いとは言い難いです。
チャカポコしたカッティングなどに使いたい人にはおすすめできません。

シグネイチャーモデルにしては価格も手頃でありますし、見た目がいかにもEVHということが大丈夫であれば是非ともリードギタリストには一考してもらいたいワウです。
特にHR/HM好きの人であれば、そのエグいほどのワウワウ感と抜けてくるワウサウンドはグッと来ること請け合いです。


以上、Jim DunlopのEVH Wahでした。

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