音作りの幅★★☆☆☆
コストパフォーマンス★★★★☆
オススメ度★★★★★
ザック・ワイルドのシグネイチャーペダルは多数出ていますが、その中でも特に人気なのがこのZW-44というオーバードライブです。
HR/HMバンドのプロでも愛用者が多く、なかなかの高評価であります。
ザック・ワイルドが愛用していたBOSS SD-1が基にされており、そこから大幅なゲインとボリュームの増量、トーンの可変域をザック好みに改良されています。
ですので基本的なサウンド傾向はSD-1準拠のTS系で、MXR的に言えばGT-OD系と言えるでしょう。
実際サウンドを出してみると、GT-ODよりゲインが多めながら、同系統の音色を持ったペダルであることがわかります。
オーバードライブの中ではゲインが高く、ちょっとアンプがクランチしていれば十分にHR/HMができるほどブーストしてくれます。
またTS系のなかでも低域と高域のロスが少なく、中域のモコモコ感も薄いためかなりモダンなサウンドにも向いています。
その分ノイズ量がやや多めではありますが、コンセプトや価格を考えると目を瞑れる範囲です。
このペダルで特筆すべき点は倍音の豊かさとサステインの長さです。
まずこのペダルをONにするだけで、ピッキングハーモニクスがビュンビュン出るようになります。めっちゃ上手くなったように感じます。
またサステインが非常に長くなるためレガートプレイや泣きのソロなんかがとても弾きやすく感じられます。
スクウィールなんかはコレがあるだけでずいぶん違って聴こえるでしょう。
欠点があるとすれば、以前のノブがトライアングル配置から一直線配置になってデザインがダサくなってしまったことと、ノイズの多さくらいでしょうか。
しかしながら音は文句なしに使いやすく、そして何より安いです。
安心のMXRで耐久性も折り紙つきなので、ガンガン使っていけます。
アンプやエフェクターを特に選ばない相性の良さも高評価のポイントです。
HR/HMプレイヤーに特にオススメのオーバードライブです。
以上、MXRのZW-44でした。
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