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2018年5月14日月曜日

【お役立ち小物】愛用クリーニングケアグッズ

ギターを綺麗に保つために愛用しているケミカル・クロスを5点紹介

1. dmi guitar labs FRET BUTTER
オススメ度★★★★★
だいたい1000円~1200円くらい。
指板及びフレットのクリーニングがコレ一つで済んでしまう優れものです。
通常フレットのクリーニングの際は指板をマスキングしてコンパウンドやスチールウールなどで一本一本磨いていくので手間がかかります。
しかしこのフレットバターはマスキングすること無くそのまま指板もフレットもまとめて磨くことができます。
内容物はケミカルが染み込んだふわふわの小さなコットンが1枚だけですが、1枚で何回も使えます。
しかも使った後にしまっておくとコットンに付いた汚れが自然にきれいになっていくので次に使うときも安心です。
メイプル指板の場合、フレットの汚れが指板に付く場合があるためちょっとずつ磨く場所を変えながらやるのがポイント。
私自身以前はマスキングテープ+ピカール+オレンジオイルだったのですが、コレ一つで済むようになってかなり助かってます。
磨くのに5分とかからないので弦交換のたびに使うのが億劫にならず、いつでもピカピカのフレットで気持ちよくプレイできます。
これで磨いた後はクロスでしっかり拭き取りましょう。

2. FCGR Polish Cloth
オススメ度★★★★★
だいたい2000円くらい。
ギターを拭くためのいわゆるクロスです。布です。
安いものであれば100円くらいからあったりするクロスですが、このFCGR製のクロスはそんじょそこらのクロスとは一線を画します。
特徴としてはとにかく柔らかく、毛羽立ちや拭き跡残りとは一切無縁であるということでしょうか。
クロスを折って使う場合、安いクロスだと角が立ったりして徒に引っかかったりすることもありますが、このクロスではどこもかしこも柔らかくそういったことがありません。
また帯電防止加工も施されているため拭き取った埃や汚れが再付着することも無いです。
正直言ってコレ以上のクロスは存在しないのではないかというほどによく汚れを拭き取れますし、ギターに傷もつけません。
ちょっとお高いですが洗濯することで何度も綺麗にして使っていけるため安いクロスを使い捨てるより逆に経済的だったりします。

3. MORRIS Cleaning Cloth
オススメ度★★★★☆
だいたい800~1000円くらい。
FCGRのクロスは流石に高すぎると感じる人にはこちらのクロスをオススメします。
こちらもFCGRのクロスに負けず劣らず柔らかく、よく汚れを拭き取れます。
ただやはり本当にしつこい汚れはFCGRのほど楽に取れませんね。
また色が濃い青色なので拭き取った汚れが見にくいのも少しマイナスポイントです。
しかしながら価格から考えればかなり清掃能力は高く、ラッカー塗装やアコースティックな楽器にも安心して使うことができます。
FCGRは弦交換時の本格的なクリーニング用、こちらは日常の軽い手入れ用というように使い分けるのもオススメです。

4. SCHECTER WET VIBES
オススメ度★★★★☆
だいたい1800~2000円くらい。
指板のコンディションを整えるためにレモンオイルやオレンジオイルを使っている人は多いでしょう。
一般的にメイプル指板にはレモンオイル、ローズ・エボニー指板にはオレンジオイルと言われていたり、保湿・洗浄能力によって使い分けたりと使い方は様々です。
しかしこのWET VIBESは普通のレモン・オレンジオイルとは一味違います。
オレンジオイルを基にシャークオイルが配合させてあり、指板のポテンシャルを引き出すことができる指板用オイルとなっています。
基本的にはオレンジオイルのため、あらゆる指板に使うことができ、また洗浄力よりは保湿力に重きをおいた製品です。
液体もやや粘り気のある感じとなっており、冬場でも十分に保湿することが可能そうです。
効果としては保湿の他、指板にしっかりと染み込むことで木材を引き締め、指板が持つ本来の音を取り戻す、あるいは向上させるというものが謳われています。
実際使ってみて、コレまで使っていたオレンジオイルやレモンオイルなんかよりはかなり指板が長期間イキイキとしているように感じます。
なんというか、メンテナンス・クリーニングした直後の状態が長続きするような感覚なんですよね。
謳われている効果があるかといわれると正直微妙ですが、この浸透力と保湿力は非常に魅力的です。
無塗装の指板であればぜひ選択したいオイルであることは間違いありませんね。
1回あたりの使用量は少ないため、少し高めの価格ですが長期間使うことができます。

5. Doc Simons "Miracle Guitar Polish"
オススメ度★★★★★
だいたい1000~1200円くらい。
最後に紹介するのはギター用ポリッシュです。
このミラクルギターポリッシュは他のギター用ポリッシュとは大きく異なる点があり、それが大きな魅力となっています。
それはズバリ、「サテンフィニッシュに使っても塗装が劣化しない」という点です。
サテンフィニッシュのギターを使っている人はおわかりだと思いますが、使っているうちによく擦れる部分はテカテカしてきます。
また通常のポリッシュを使ってもテカテカしてしまいますし、コンパウンド入りのポリッシュなんて使おうものなら塗装が薄くなることもあります。
しかしコレなら大丈夫!安心してギターを磨くことができます。
サテンフィニッシュに使っても塗装を傷つけずテカテカさせることもありませんし、何よりテカテカした部分に使えば徐々にサテンの滑らかな手触りが復活します。
特に木目が表に出ているオープンポアやエイジド加工されたギターなんかだとコレ以外は使う気になれません。
相対的に洗浄能力に関してはコンパウンド入りのポリッシュなんかに比べると劣りますが、それ以上にギターを傷めないという点に関して言えばコレ以上のポリッシュは無いでしょう。
また洗浄能力が劣るとはいっても通常の手垢や汚れなんかは問題なく落とせます。
しつこい汚れは数回に分けて柔らかいクロスと併せて磨くことで対処できます。
香りもまたケミカルっぽくないココナッツ感あるフルーティな香りですので、たくさん使っても安心です。
サテンフィニッシュは先述のとおりですが、もちろんポリ塗装や繊細なラッカーフィニッシュにも安心して使うことができます。
ポリッシュに悩んでいる方、今まで乾拭きでしか対応できず苦労してきた方に特にオススメしたいポリッシュの終着点です。


以上、私が愛用しているクリーニングケアグッズ5点でした。
当然ながらオススメ度がどれも高いものです。全てサウンドハウスからも購入可能です。
ちなみに私の場合、クリーニングは弦交換のたびに行っており、以下の手順で進めます。

①弦を外す
②フレットバターでフレットと指板を磨く
③FCGR製のクロスでフレットバターを拭き取る
④WET VIBESを指板に塗りたくる(10分ほど放置して染み込ませる)
⑤FCGR製のクロスで余分なWET VIBESを拭き取る
⑥ミラクルギターポリッシュでボディ、ネックを磨く
⑦全体をFCGR製のクロスで乾拭きする
⑧新しい弦を張る

こんな感じで、だいたい所要時間はぐだぐだやって1時間というところでしょうか。
③、⑤の拭き取りや⑥なんかは特に念入りに行いますのでそれぞれ5~10分くらいかけてます。
日常ではMORRISのクロスで演奏後に弦とネックを乾拭きしてます。ボディは気になった時だけ。
ギターは愛情をかけて手入れをし、定期的にクリーニングすることでいつまでも美しく気持ち良いコンディションでプレイすることができます。
是非ともお手持ちのギターを大事にしてあげてください。

『楽器を大切にするということは、使わないことじゃない。使いたおして、なお、それを慈しむことを言う。』 ___Dr.D(https://www.digimart.net/magazine/article/2016091402189.html

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