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2018年10月10日水曜日

【エフェクター】BOSS BD-2w

歪み量★★★☆☆
音作りの幅★★★★☆
コストパフォーマンス★★★★★
オススメ度★★★★★

BD-2wはロングセラー商品であるBD-2をBOSS流にモディファイした技クラフトシリーズ屈指の人気機種です。
青い悪魔として数々のギタリストを魅了してきたBD-2ですが、技クラフトになってさらに使いやすさに磨きがかけられています。

Sモードは従来のBD-2と同等のサウンドとの触れ込みですが、弾いた感触は少し違うように思います。
まず耳に痛いトレブリーさが抑えられています。
同じ設定にしても明らかにBD-2wの方が音が丸く太い感じになっているのを感じられます。
個人的には従来のBD-2はトーン12時の時点でちょっとトレブリーすぎる感覚なので、これはちょうどいい具合に調整されていると感じました。
感覚としては従来のBD-2のトーン10時くらいがBD-2wのトーン12時ってな具合です。
おかげでトーンを広い範囲で設定して使えます。

CモードではSモードに比べるとやや歪みが増したように感じられ、より低域の押し出し感が強くなります。
それに伴って中域が更にマイルドになり、より扱いやすいサウンドへとなっています。
低域が強めなのでゲイン設定は高めで使うのが美味しいと思います。
トーンの使える範囲がさらに広くなり、3時くらいでも全く耳に痛くなく、また9時くらいでもモコモコしないサウンドです。

ブルースドライバーと銘打ちながら、非常にゲイン範囲が幅広いのもポイントの一つです。
BD-2の時点でもかなりのハイゲインまで引っ張れたわけですが、BD-2wになることでさらにゲイン感が増しています。
先述の通り扱いやすいトーンへとなったことでハイゲインでも使いやすくなっています。
持ち味のピッキングやギターボリュームへの追従性の高さはハイゲイン設定でも健在で、上級者でも満足できることでしょう。
もちろんローゲインでも実力は十分で、ほぼクリーンなクランチトーンも出せます。

というわけでSモードでも従来のBD-2とは音が異なるのがBD-2wです。
そのためか技クラフトが出た今でもBD-2そのものの音を求める人は多く、従来機種の人気は健在です。
しかしながらBD-2に使いにくさを感じていた人や、他社モディファイ製品を使っていた人からはBD-2wの評価は高く、個人的にもこちらの方が圧倒的に好みです。
ブースターとしても単体の歪みとしても優秀なペダルですので、1台持っておいて損はないでしょう。


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